処理系性能評価のためのシステムならびにアプリケーションの解析(予稿)
北九州市立大学 大迫 貴(*1),山崎 進(*2)
*1 北九州市立大学 国際環境工学部 情報メディア工学科
*2 北九州市立大学 国際環境工学部
概要
この研究は,プログラミング言語の処理系性能を評価することにより,特定のWebアプリケーションについて処理系の性能向上によりWebアプリケーションの高速化・性能向上の余地がどの程度存在するのかを検証する.実際のWebアプリケーションに近い機能感・ならびに操作感で検証するため,検証環境にWebインフラストラクチャならびにWebアプリケーションのチューニングを競う大会形式の催しであるISUCONの課題を用いる.具体的な調査手法としては,Linux性能解析ツールperfを用いてCPUやプログラムの動作に着目したプロファイリングを行い,システム全体やアプリケーションを解析する.異なる処理系にて同一の命令を実行した際のCPU挙動の効率性や単なる負荷ベンチーマークの数値などを考慮し,Webアプリケーションにおいて発生しやすいであろうシステムやアプリケーションのパフォーマンス・ボトルネックを明らかにする.
謝辞
本研究の一部は,北九州産業学術推進機構(略称: FAIS)の新成長戦略推進研究開発事業「シーズ創出・実用性検証事業」の支援を受けました.
また,本研究の遂行にあたってご助言をいただきました ゆううきさん(@yuuk1t) に感謝を申し上げます.